コラム Claude Code入門 更新:

Claude CodeでAWS・GCPのクラウド環境を構築する方法!インフラ設定をAIが自動化する手順

Claude CodeでAWS・GCPのクラウド環境を構築する方法!インフラ設定をAIが自動化する手順
目次 (21項目)
  1. 1. はじめに
  2. 2. 目次
  3. 3. 1. AWSとGCPの選択基準
  4. クラウド選択の相談
  5. 4. 2. AWS環境の構築
  6. 本番環境の構築(AWS CLI / CDK)
  7. AWS Lambda関数の設定
  8. ECSサービスの自動スケーリング
  9. 5. 3. GCP環境の構築
  10. Cloud Runデプロイの設定
  11. GKE(Google Kubernetes Engine)の設定
  12. 6. 4. データベースの設定
  13. RDS・Cloud SQLの高可用性設定
  14. 7. 5. CDN・ストレージの設定
  15. CloudFront・Cloud CDNの設定
  16. 8. 6. CI/CDパイプラインとの連携
  17. GitHub Actions + AWSデプロイ
  18. 9. 7. コスト最適化
  19. AWSコスト削減の実施
  20. 10. 8. まとめ
  21. 11. よくある質問(FAQ)

はじめに

「AWSのサービスが多すぎて、何を使えばいいかわからない」

「コンソールポチポチでインフラを設定してきたが、再現性がなくて困っている」

「GCPとAWSのどちらを選べばいいか判断できない」

クラウドインフラの設定はサービスが多岐にわたり、適切な選択と設定が難しいです。Claude Codeを使えば、要件に合わせたクラウド設計の提案から設定コードの自動生成まで、インフラ構築を大幅に効率化できます。

目次

  1. AWSとGCPの選択基準
  2. AWS環境の構築
  3. GCP環境の構築
  4. データベースの設定
  5. CDN・ストレージの設定
  6. CI/CDパイプラインとの連携
  7. コスト最適化
  8. まとめ

1. AWSとGCPの選択基準

クラウド選択の相談

> 以下の要件でクラウドプロバイダーを選択してください。

  システム概要:
  - Webアプリケーション(Next.js + Python API)
  - ユーザー数:最初は1,000人・最大50,000人
  - データベース:PostgreSQL
  - ファイルストレージ:画像・動画

  考慮すべき観点:
  - 日本のユーザーへのレイテンシ
  - 運用コスト
  - 開発チームの習熟度(AWS経験あり)
  - 既存サービスとの連携(Google Workspace使用中)

  AWS・GCP・両方の組み合わせを比較して推奨を教えてください。

2. AWS環境の構築

本番環境の構築(AWS CLI / CDK)

> AWS CDKを使って本番環境を構築してください。

  構成:
  - ECS Fargate(アプリケーション)
  - RDS PostgreSQL(マルチAZ)
  - ElastiCache Redis
  - ALB + WAF
  - CloudFront + S3(静的アセット)
  - Route 53(DNS)
  - ACM(SSL証明書)
  - Secrets Manager(認証情報管理)

  TypeScriptで実装してください。
  VPCの設計も含めてください。

AWS Lambda関数の設定

> 以下のバックグラウンドジョブをAWS Lambdaに移行してください。

  移行対象:
  - 毎日夜間のレポート生成バッチ
  - 画像のリサイズ・最適化処理
  - メール送信バッチ

  設定内容:
  - Lambda関数のデプロイ設定
  - EventBridgeによるスケジュール設定
  - S3トリガーの設定(画像アップロード時)
  - SQSとの連携(非同期処理)
  - CloudWatch Logsへのログ出力
  - Lambda Layersによる共通ライブラリの管理

ECSサービスの自動スケーリング

> ECS Fargateのオートスケーリングを設定してください。

  スケーリング設定:
  - 最小タスク数:2(常時稼働)
  - 最大タスク数:20
  - スケールアウト条件:CPU使用率 > 70%(3分間)
  - スケールイン条件:CPU使用率 < 30%(10分間)

  スパイクトラフィックへの対応:
  - Predictive Scalingの設定
  - スケジュールベースのスケーリング(営業時間)

3. GCP環境の構築

Cloud Runデプロイの設定

> Cloud Runを使ったサーバーレスデプロイ環境を構築してください。

  設定内容:
  - Cloud Runサービスの設定
  - Cloud SQLとのVPC接続
  - Secret Managerからの環境変数取得
  - Cloud Armorによるセキュリティ設定
  - Cloud CDNとの連携
  - Cloud Monitoringへのログ・メトリクス送信

  Terraformで実装してください。

GKE(Google Kubernetes Engine)の設定

> GKEクラスターを構築してアプリをデプロイしてください。

  クラスター設定:
  - Autopilotモード(マネージド)
  - リージョン:asia-northeast1(東京)
  - ノードプール:e2-standard-4

  デプロイ設定:
  - Helmチャートによるデプロイ
  - Horizontal Pod Autoscalerの設定
  - Ingressコントローラー(nginx)
  - cert-managerによる自動証明書更新
  - Workload Identityによる認証

4. データベースの設定

RDS・Cloud SQLの高可用性設定

> 本番環境用のマネージドデータベースを設定してください。

  AWS(RDS)またはGCP(Cloud SQL)の設定:
  - エンジン:PostgreSQL 15
  - 高可用性:マルチAZ(AWS)またはHigh Availability(GCP)
  - 読み取りレプリカ:2台(レポート用)
  - 自動バックアップ:7日間
  - ポイントインタイムリカバリの設定
  - パラメータのチューニング
  - 接続プーリング(PgBouncer)の設定

5. CDN・ストレージの設定

CloudFront・Cloud CDNの設定

> CDNを設定してアセットの配信を最適化してください。

  設定内容:
  - S3(またはCloud Storage)のバケット設定
  - CloudFront(またはCloud CDN)のディストリビューション
  - キャッシュ設定(静的アセット:1年・HTML:1分)
  - カスタムドメインとSSL証明書
  - WAFルールの設定(SQLi・XSSブロック)
  - アクセスログの保存設定

6. CI/CDパイプラインとの連携

GitHub Actions + AWSデプロイ

> GitHub ActionsからAWSへのCI/CDパイプラインを構築してください。

  認証方式:OIDC(キーレス・セキュア)

  パイプライン:
  1. テスト実行
  2. Dockerイメージのビルド
  3. ECRへのプッシュ
  4. ECSサービスの更新(ローリングアップデート)
  5. デプロイ完了の確認
  6. Slackへの完了通知

  ステージング(developブランチ)と本番(mainブランチ)を分けてください。

7. コスト最適化

AWSコスト削減の実施

> このAWSアカウントのコストを分析して削減策を実施してください。

  確認項目:
  - 未使用のEBSボリューム・スナップショット
  - 停止中のEC2インスタンス
  - 未使用のEIPアドレス
  - 最適でないインスタンスサイズ(Compute Optimizer推奨確認)
  - Reserved Instance・Savings Plansの購入機会

  AWS Cost Explorerのデータを使って分析してください。

8. まとめ

Claude CodeでのAWS・GCPクラウド環境構築の効率化ポイント:

  • 要件を伝えるだけでアーキテクチャ設計を提案してくれる
  • AWS CDK・TerraformのIaCコードを自動生成できる
  • セキュリティ設定・コスト最適化を体系的に実施できる
  • CI/CDとの連携設定を自動構築できる

クラウド選択の目安:

  • AWS経験がある:AWSを選択(豊富なサービス・事例)
  • Google Workspaceを使っている:GCPも検討
  • どちらでも:ECS Fargate(AWS)またはCloud Run(GCP)が個人・中小規模に最適

次回の第40回:アクセシビリティを改善する方法では、WCAG対応をClaude Codeで自動化する手順を解説します。

よくある質問(FAQ)

Q. AWSの無料枠でどこまでできますか?

A. 開発・検証環境は無料枠で多くをカバーできます。Claude Codeに「AWS無料枠の範囲でこのアプリを動かす構成を教えてください」と相談することで、無料枠を最大限活用した構成を提案してくれます。

Q. マルチクラウド構成はどう設計しますか?

A. Claude Codeに「AWS + GCPのマルチクラウド構成でリスクを分散させたいです。設計を提案してください」と相談することで、ユースケースに合わせた構成を提案してくれます。

この記事はClaude Code入門シリーズ(第4部)の第39回です。← 第38回:ログ管理・監視第40回:アクセシビリティ改善 →

ご質問はお問い合わせページからお気軽にどうぞ。

著者:R-LLM 開発者

フォロー

Webエンジニアとして10年以上のキャリアがあり、現在はWordPressとLLM(大規模言語モデル)の連携、および生成AIを活用した課題解決のための開発に日々取り組んでいます。

私の信条は、クライアントに寄り添った伴走支援と、最後まで責任を持ってやり遂げる「遂行力」です。これまでの膨大なトライ&エラーの蓄積により、自身の領域内であれば不具合も迅速に解決できる現場の知見を積み上げてきました。

このブログでは、一人のエンジニアとして私自身がAI技術に抱いている純粋な興味をベースに、日々の探求プロセスを発信しています。

生成AILLMをどのように実務に組み込み、価値へ繋げていくか。自身の検証結果だけでなく、実務者としての視点に基づいた「考察や推察」も含めて共有することで、同じように試行錯誤を続ける方々と知見を繋げていければと考えています。

関連記事

SHARE Xでシェア
← 前の投稿
投稿一覧に戻る
次の投稿 →