コラム Claude Code入門 更新:

CLAUDE.mdとは!AIにプロジェクトのルールを記憶させて開発を効率化する方法

CLAUDE.mdとは!AIにプロジェクトのルールを記憶させて開発を効率化する方法
目次 (18項目)
  1. 1. はじめに
  2. 2. 目次
  3. 3. 1. CLAUDE.mdとは何か
  4. 基本定義
  5. CLAUDE.mdがない場合との違い
  6. 4. 2. CLAUDE.mdの作成方法
  7. 手動で作成する
  8. Claude Codeに作成させる
  9. 5. 3. 書くべき内容・書き方のコツ
  10. 書くべき内容
  11. 書き方のコツ
  12. 6. 4. WordPressプロジェクト向けCLAUDE.mdテンプレート
  13. 7. 5. チームでの活用方法
  14. Gitで管理する
  15. 個人設定との使い分け
  16. 8. 6. Auto Memory(自動メモリ)との違い
  17. 9. 7. まとめ
  18. 10. よくある質問(FAQ)

はじめに

「毎回同じ条件を指示するのが面倒」

「プロジェクトのルールをClaude Codeに覚えてほしい」

「チームで使っていて、メンバーによってClaudeへの指示がバラバラになっている」

こうした問題を解決するのがCLAUDE.mdです。プロジェクトのルート直下に置くだけで、Claude Codeがセッション開始時に自動で読み込む「AIへの指示書」として機能します。

前回の第4回:VS Code連携を読んだ方は、この記事でCLAUDE.mdを活用してさらに効率を上げましょう。

目次

  1. CLAUDE.mdとは何か
  2. CLAUDE.mdの作成方法
  3. 書くべき内容・書き方のコツ
  4. WordPressプロジェクト向けCLAUDE.mdテンプレート
  5. チームでの活用方法
  6. Auto Memory(自動メモリ)との違い
  7. まとめ

1. CLAUDE.mdとは何か

基本定義

CLAUDE.md は、プロジェクトのルートディレクトリに配置するMarkdownファイルです。Claude Codeはセッションを開始するたびにこのファイルを自動で読み込み、記載されたルール・コンテキストを前提に作業を行います。

人間に例えると、新しいプロジェクトに参加したときに渡される「プロジェクト概要書」や「コーディング規約」のようなものです。

CLAUDE.mdがない場合との違い

状況 CLAUDE.mdなし CLAUDE.mdあり
プロジェクトの概要 毎回説明が必要 自動で把握している
コーディング規約 毎回指示が必要 最初から遵守している
使用するライブラリ 毎回説明が必要 自動で理解している
禁止事項 忘れることがある 常に守られる

2. CLAUDE.mdの作成方法

手動で作成する

プロジェクトのルートディレクトリに CLAUDE.md というファイルを作成します。

cd ~/your-wordpress-project
touch CLAUDE.md

Claude Codeに作成させる

Claude Codeに「このプロジェクト用のCLAUDE.mdを作って」と指示することもできます。

> このWordPressプロジェクトを分析して、適切なCLAUDE.mdを作成してください。
  プロジェクトの構成・使用しているテーマ・主要なプラグインを把握した上で、
  作業ルールをまとめてください。

3. 書くべき内容・書き方のコツ

書くべき内容

CLAUDE.mdには以下の内容を記載すると効果的です。

① プロジェクトの概要 サイトの目的、ターゲット、技術スタックなどの基本情報。

② コーディング規約 インデント、変数名の命名規則、コメントの書き方など。

③ 使用しているライブラリ・フレームワーク 「jQueryを使っている」「ACFプラグインが前提」など。

④ 禁止事項 「プラグインファイルを直接編集しない」「wp-config.phpに触れない」など。

⑤ よく使うコマンド デプロイコマンド、ビルドコマンドなど。

書き方のコツ

  • 箇条書きで簡潔に書く(長文より短い箇条書きの方が読み込み効率が良い)
  • 具体的に書く(「適切な方法で」ではなく「WordPress標準関数を使って」)
  • 定期的に更新する(プロジェクトの変化に合わせてメンテナンスする)

4. WordPressプロジェクト向けCLAUDE.mdテンプレート

以下はWordPressサイトの運営に使えるCLAUDE.mdのテンプレートです。

# プロジェクト概要

## サイト情報
- サイト名:〇〇株式会社 公式サイト
- WordPress バージョン:6.5以上
- PHP バージョン:8.2
- 使用テーマ:my-child-theme(Twenty Twenty-Fourの子テーマ)

## 主要プラグイン
- Advanced Custom Fields(ACF):カスタムフィールド管理
- Yoast SEO:SEO管理
- WooCommerce:EC機能(バージョン8.x系)
- Contact Form 7:お問い合わせフォーム

# 開発ルール

## 基本方針
- プラグインファイルは直接編集しない。必ず子テーマまたはカスタムプラグインで対応する
- functions.phpへの追加は必ず適切なフックを使うこと
- wp-config.phpには触れない
- デバッグモード(WP_DEBUG)は開発環境のみtrueとし、本番環境では変更しない

## コーディング規約
- インデント:スペース4つ
- PHPのタグ:短縮形(<?)は使わず、必ず<?phpを使う
- 出力時は必ずエスケープ処理を行う(esc_html、esc_url、esc_attr等)
- 変数名:スネークケース(例:$post_title)
- 関数名:プレフィックスに「mytheme_」をつける(例:mytheme_enqueue_scripts)

## セキュリティ
- ユーザー入力は必ずサニタイズする(sanitize_text_field等)
- nonceチェックを必ず行う
- 直接SQLクエリは使わず、$wpdbを使う場合はprepare()を必ず使用

# よく使うコマンド

## WP-CLI
- バージョン確認:wp core version
- プラグイン一覧:wp plugin list
- キャッシュクリア:wp cache flush
- データベース最適化:wp db optimize

## デプロイ
- ステージング:git push origin staging
- 本番:git push origin main(要レビュー承認後)

# ディレクトリ構成

wp-content/ ├── themes/ │ └── my-child-theme/ ← メインの編集対象 │ ├── functions.php │ ├── style.css │ └── template-parts/ ├── plugins/ │ └── my-custom-plugin/ ← カスタム機能はここに追加 └── uploads/ ← 触れない


# 注意事項

- uploadsディレクトリのファイルは絶対に変更しない
- データベースへの直接操作は行わない
- 本番環境のファイルには直接アクセスしない(ローカル環境で開発後にデプロイ)

5. チームでの活用方法

Gitで管理する

CLAUDE.md自体をGitリポジトリにコミットして管理することで、チーム全員が同じルールをClaude Codeに適用できます。

git add CLAUDE.md
git commit -m "Add CLAUDE.md for project-wide Claude Code settings"

個人設定との使い分け

CLAUDE.mdはプロジェクト全体のルールを記述します。個人的な好みの設定(返答の文体など)はグローバル設定ファイル(~/.claude/CLAUDE.md)に記述することで、プロジェクトと個人設定を分離できます。

6. Auto Memory(自動メモリ)との違い

Claude CodeにはAuto Memoryという機能もあります。作業中に学習した情報(ビルドコマンド、デバッグの知見など)を自動でメモリに保存し、次のセッションで活用します。

機能 CLAUDE.md Auto Memory
作成者 人間が手動で記述 Claude Codeが自動で記録
内容 プロジェクトのルール・制約 作業中に学んだ知見
管理 Gitで管理可能 自動管理
用途 開発規約・禁止事項 ビルドコマンド・デバッグ結果

両方を活用することで、Claude Codeがプロジェクトをより深く理解した状態で作業できます。

7. まとめ

CLAUDE.mdとは:

  • プロジェクトルートに置くMarkdownファイル
  • Claude Codeがセッション開始時に自動で読み込む「プロジェクト指示書」
  • 毎回同じ条件を説明する手間を省ける

書くべき内容:

  • プロジェクト概要・使用テーマ・主要プラグイン
  • コーディング規約・命名規則
  • 禁止事項(プラグイン直接編集禁止など)
  • よく使うコマンド

チーム活用:

  • GitでCLAUDE.mdを管理することでチーム全体のルールを統一できる

次回の第6回:エージェントモードと自律的コーディングでは、Claude Codeが自律的に複数ファイルを編集するエージェントモードの活用法を解説します。

よくある質問(FAQ)

Q. CLAUDE.mdはどのくらいの長さが適切ですか?

A. 長すぎるとClaude Codeの処理負荷が増えます。最重要な情報を絞り込んで、200〜500行程度に収めることをお勧めします。詳細なドキュメントはリンクで参照する形にしましょう。

Q. CLAUDE.mdをGitの管理から除外した方が良いですか?

A. チームで使う場合はGitで管理することを推奨します。ただし、APIキーや認証情報は絶対に書かないでください。センシティブな情報は環境変数で管理します。

この記事はClaude Code入門シリーズ(全10回)の第5回です。← 第4回:VS Code連携第6回:エージェントモード →

ご質問はお問い合わせページからお気軽にどうぞ。

著者:R-LLM 開発者

フォロー

Webエンジニアとして10年以上のキャリアがあり、現在はWordPressとLLM(大規模言語モデル)の連携、および生成AIを活用した課題解決のための開発に日々取り組んでいます。

私の信条は、クライアントに寄り添った伴走支援と、最後まで責任を持ってやり遂げる「遂行力」です。これまでの膨大なトライ&エラーの蓄積により、自身の領域内であれば不具合も迅速に解決できる現場の知見を積み上げてきました。

このブログでは、一人のエンジニアとして私自身がAI技術に抱いている純粋な興味をベースに、日々の探求プロセスを発信しています。

生成AILLMをどのように実務に組み込み、価値へ繋げていくか。自身の検証結果だけでなく、実務者としての視点に基づいた「考察や推察」も含めて共有することで、同じように試行錯誤を続ける方々と知見を繋げていければと考えています。

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