はじめに
「ターミナルとエディターを行き来するのが手間」
「VS Code内でClaude Codeを使えたら効率が上がるのに」
「どのVS Code拡張機能が本物のClaude Code対応なの?」
ターミナルでClaude Codeを使い慣れてきたら、次のステップはVS Codeとの連携です。VS Code拡張機能を使うと、エディター内でインライン差分を確認しながらClaude Codeと作業できるようになり、開発効率が大幅に向上します。
前回の第3回:基本的な使い方でコマンド操作を理解した方は、この記事でIDE統合にチャレンジしましょう。
目次
- VS Code拡張機能のインストール
- 拡張機能の基本的な使い方
- インライン差分表示の活用
- @メンションでファイルを指定する
- プランレビュー機能の使い方
- Cursor・JetBrainsへの対応
- VS Code連携で効率化できる作業例
- 設定のカスタマイズ
- まとめ
1. VS Code拡張機能のインストール
方法①:VS Code内から直接インストール
- VS Codeを起動
- 拡張機能タブ(
Cmd+Shift+X/Ctrl+Shift+X)を開く - 検索欄に「Claude Code」と入力
- Anthropic製の「Claude Code」拡張機能をインストール
注意: 類似の名前の非公式拡張機能が複数あります。必ずAnthropicが提供している公式のものを選んでください。
方法②:コマンドパレットから
コマンドパレット(Cmd+Shift+P / Ctrl+Shift+P)を開き、「Claude Code」と入力して「Open in New Tab」を選択します。
Cursorへのインストール
Cursorにも同様の手順でインストールできます。拡張機能マーケットプレイスから「Claude Code」を検索してインストールしてください。
2. 拡張機能の基本的な使い方
起動方法
拡張機能をインストール後、コマンドパレットで「Claude Code: Open in New Tab」を選択するとClaude Codeパネルが開きます。ターミナルと異なり、VS Codeの画面内にClaude Codeのチャットインターフェースが表示されます。
基本的な操作
ターミナル版と同じく自然言語で指示を入力します。VS Code版の特徴は以下の点です。
- 現在開いているファイルのコンテキストが自動で共有される
- 変更はインライン差分として表示される
- 複数のエディタータブを横断した作業が視覚的に確認できる
3. インライン差分表示の活用
VS Code拡張機能の最大のメリットはインライン差分表示です。
Claude Codeがファイルを変更する際、以下のように変更前後の差分が視覚的に表示されます。
- $font_size = 14; // 変更前(赤く表示)
+ $font_size = 16; // 変更後(緑で表示)
差分を確認してから「Accept」または「Reject」を選択できるため、意図しない変更を防ぎやすくなります。
差分確認のワークフロー
- Claude Codeに変更を指示する
- 提案された差分をインラインで確認
- 問題なければ「Accept All」で全変更を適用
- 一部だけ採用したい場合は個別に承認・拒否
4. @メンションでファイルを指定する
VS Code拡張機能では @ を使ってファイルやシンボルを指定できます。
@functions.php のwp_enqueue_scriptsを最適化して
@style.css @functions.php を確認して、重複している記述を探して
これにより、ターミナル版よりも直感的にファイルを指定できます。
5. プランレビュー機能の使い方
VS Code拡張機能では、Claude Codeが作業を開始する前にプラン(作業計画)を表示してレビューできます。
Claude Codeの作業計画:
1. functions.phpを読み込む
2. wp_enqueue_scriptsフックを確認する
3. 重複した読み込みを統合する
4. 変更後のコードをインライン差分で表示する
この計画で進めますか?
計画を確認してから承認することで、予期しない作業が行われることを防げます。特に複数ファイルにまたがる変更の際に有効です。
6. Cursor・JetBrainsへの対応
Cursor
CursorはVS Codeベースのエディターで、Claude Codeの拡張機能をそのまま使えます。CursorのAI機能とClaude Codeを組み合わせることで、より強力な開発環境が構築できます。
JetBrains IDE
IntelliJ IDEA、PyCharm、WebStormなどJetBrains IDEには専用プラグインがあります。
- JetBrains Marketplaceで「Claude Code」プラグインを検索
- インストールしてIDEを再起動
- 設定画面でAnthropicアカウントにログイン
7. VS Code連携で効率化できる作業例
WordPress開発での具体的な活用
テーマファイルの一括修正
@wp-content/themes/my-theme/ 以下のすべてのPHPファイルで
esc_html()を使っていない出力箇所を見つけて、適切にエスケープ処理を追加して
スタイルの調整と確認
@style.css のモバイル対応のメディアクエリを確認して、
一般的なスマートフォンの画面サイズ(375px・390px)で崩れる可能性がある箇所を指摘して
エラー修正の効率化 エラーが発生したファイルを開いた状態でClaude Codeに指示すると、現在表示中のコードを自動で参照してくれます。
8. 設定のカスタマイズ
VS Code拡張機能の設定は 設定(Settings)> 拡張機能 > Claude Code から変更できます。
| 設定項目 | デフォルト | 説明 |
|---|---|---|
| 自動コンテキスト共有 | ON | 開いているファイルを自動でClaude Codeに共有 |
| インライン差分表示 | ON | 変更前後を差分表示する |
| プランレビュー | ON | 実行前に作業計画を表示 |
9. まとめ
VS Code拡張機能の主なメリット:
- インライン差分で変更を視覚的に確認できる
- @メンションで直感的にファイルを指定できる
- プランレビューで予期しない変更を防げる
- ターミナルとエディターを行き来する手間がなくなる
インストール方法:
- VS Code拡張機能タブで「Claude Code」を検索(Anthropic提供のものを選択)
- Cursor・JetBrainsにも同様の方法で対応
次回の第5回:CLAUDE.mdで記憶を持たせるでは、プロジェクト固有のルールをClaude Codeに記憶させる方法を解説します。
よくある質問(FAQ)
Q. ターミナル版とVS Code版、どちらを使えばいいですか?
A. 目的によって使い分けるのがベストです。視覚的な差分確認が重要な作業はVS Code版、スクリプトの実行やプロジェクト全体を俯瞰した作業はターミナル版が向いています。
Q. 非公式の「Claude」拡張機能と何が違いますか?
A. Anthropic公式の拡張機能はClaude Codeと完全に統合されており、ファイル編集・コマンド実行・Git操作が可能です。非公式のものはチャットのみの場合が多く、機能が大幅に制限されます。
この記事はClaude Code入門シリーズ(全10回)の第4回です。← 第3回:基本的な使い方 | 第5回:CLAUDE.md →
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